まちとして初めての地域おこし協力隊採用に向けて、採用支援のコーディネートを担当。観光分野で活躍する計3名の地域おこし協力隊の採用を目指して、WHEREは募集人材の要件定義から全体設計、掲載メディアの選定、イベントの企画実施、現地でのフィールドワーク、採用サポートを実施しました。
2016年に単独で町から市へ移行。現在も宅地開発が行われ、今後も人口の増加が見込まれる全国でも稀な宮城県富谷市。
そんな富谷市に新しい観光交流ステーション『とみやど』がオープンする話が持ち上がり、新たな人材を求める声が上がっていました。そんな時に富谷市と出会ったWHEREは、総務省が実施する「地域おこし協力隊」の制度活用を提案。
まちとしては初めてとなる「地域おこし協力隊」の採用に乗り出し、WHEREと共に募集人材の要件定義から全体設計、掲載メディアの選定、イベントの企画実施、現地でのフィールドワークを実施に挑戦していきます。
地域おこし協力隊の採用活動そのものを再定義した、採用活動を通じて、マッチングする人材の見極めと関係人口の創出を生み出す企画を実施。
「地域おこし協力隊」になりたい人ではなく、富谷市が求める人材要件やまちが抱える課題を解決したい人に届くよう人材募集の要件定義からこだわり、外部メディアも活用しながら、統一したメッセージングを行いました。
さらに、都内でのイベントを実施したのち、興味関心が高い参加者向けに現地でのフィールドワークを開催し、地域に来た “お客さま” ではなく、“インターン生” として、2泊3日の中でまちの課題を解決する企画の提案から実行までを行ってもらうことで、地域の人との交流や参加者の人柄やスキルを把握する時間を創出。
人数を追うのではなく、ターゲットを絞り込むことで、質の高いマッチングを実現に挑戦し、結果として、定員であった3名が無事に地域おこし協力隊として着任し、現在3名がそれぞれの得意や好きを活かしながら活動をしています。
さらには今回、地域おこし協力隊にはならなかったものの、採用フェーズに関わった人たちとの関係性も継続しており、当初の目的であった地域おこし協力隊の採用と関係人口の創出を達成しました。