百貨店の再定義とビジネスモデルの再構築 | WHERE, INC. | 地域に、社会に、地づくりの力を。
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PROJECT
北海道札幌市 / 株式会社札幌丸井三越

百貨店の再定義とビジネスモデルの再構築

コミュニティ創出 / 新規事業 / 施設

VOICE
百貨店を取り巻く環境変化と課題に対し、弊社事情も顧慮しながら、数々の実践的提案と 具体化の推進をいただきました。地域プレイヤーの視点から自社の役割価値を再定義し、 新たな関係性構築と価値提案の契機をいただけたことは弊社の大きな財産であり、大変感 謝しております。
株式会社 札幌丸井三越 本社経営企画担当
経営企画マネージャー
高山 耕二さん


OUTLINE

モノからコト消費、オンライン販売の促進など、時代の移り変わりと共に消費者ニーズが変わっていることに直面しながらも、北海道のオープンで柔軟な開拓者マインドと、札幌市ならではの独自性が生まれる場をつくりたいと考える札幌丸井三越さんと共に、百貨店の再定義とビジネスモデルの再構築を行うため、新規事業の企画立案・仮説検証を行いました。


DATA
ヒアリング事業者数

35 事業者

実証実験期間中の出店事業者数

176 社(目標対比141%)

同、フロア来店客数

1.2 万人(前年同期比198%)

メディア掲載数

6

BACKGROUND
時代の変化に伴い、百貨店の存在定義をし直したい
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心の豊かさの指標に変化が起こる時代の中で、地域に根づき共存共栄する百貨店として、存在意義をアップデートさせたいと相談が持ち込まれる。すでにオープンで柔軟な開拓者マインドをもつ、クリエイターや個人事業者、ベンチャー企業などが札幌市内にも多く生まれていることに目をつけ、事業者と共創することで、20代後半~30代前半で感度の高い来店顧客のニーズを満たすプランをご提案しました。


PROCESS

ヒアリング数は半月で35事業者。課題を抽出し、双方コミュニケーションが測れる状況を創出

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共創する事業者のメインターゲットを個人事業主、フリーランスや一次生産者などのスモールビジネス事業主、起業1~3年目くらいの企業に絞り、ヒアリングを実施。半月の中で35社から話を聞く中で、以下をはじめとした課題を抽出。

  • 販路開拓を実施したいが、一人で運営しているため、不定期に空いている日しかできない
  • 百貨店、商業施設に出店したことがある、または検討したことがあるが、様々な制限によって対応コストが高い
  • 多店舗展開を考えているが、賃貸や改装費、採用など初期出店コストが高く対応できない

百貨店側としては「当たり前」だと思っていた前提条件や対応が判明すると共に、オンラインイベント等も開催し、双方がそれぞれの思いをざっくばらんに話せる場をつくることで、双方理解を促した。


RESULT
176社が仮説検証ブースを活用。対外的にもこれまでの百貨店イメージを打ち砕く
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およそ4ヶ月間、百貨店内に仮説検証ブース「YORIAI market」を設置し、事業者ヒアリングを元に通常の販売はもちろん、ギャラリーやイベントスペースとして事業者に向けてスペースの貸し出しを行ったところ、176社・目標対比141%)の利用という結果に。事業者との連携はもちろん、当初ターゲットとしていた20代後半~30代前半で感度の高い顧客の集客へと繋がり、フロアへの来店客数は1.2万人(前年同期比198%)にも登った。

さらに、今回の仮説検証を元に、ビジネスモデルの再構築も実施し、新規ビジネスの際に重要になってくる人材にも目を向け、組織体制も調整を行いながら、消費と生産が交差する場として百貨店が愛され継続し続けるプランをご提案。「百貨店版コワーキングスペース」として、移動式の小さい箱をフロア内に設置し、新しいことが巻き起こっていく路地と、ハードル低く新しいことがはじめやすいスペースを生み出し、従来の百貨店のイメージを打ち砕くものとなった。


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