地域の小規模事業者と関係人口が協働できる地域バイヤープログラムを構築して、地域のヒト・モノ・コトの魅力を関係人口が「地域バイヤー」として掘り起こし、都内で販売PRするアンテナショップ(ECも展開)を開催した。
様々な地域と関わる「関係人口」の重要性を各地域が感じ、それぞれが関係人口創出事業を行っている一方で、どうしても購買やボランティア、観光などの消費活動がメインであり、かつ活動場所が現地に限定されてしまう課題を打開したいと考案。従来の関係人口モデルから一歩踏み込んだ、地域と関係人口が共に生産活動ができるモデルの構築を模索し、最初の試験実施を行った。
地域バイヤー(都市部住民等の参加者)からは、事業者との交流や企画〜販促PRまでの体験・経験の価値、ポップアップでの達成感や友人知人に喜ばれたことなどが挙げられ、満足度92%、継続の意向83%と好反応で終えられた。地域の事業者からは、視察・FWでの交流、自分たちの商品を販促PRしてくれることの価値やポップアップでのお客さまから直接喜ばれる反応などが挙げられ、満足度100%、継続の意向80%と好反応で終えられた。
好きな地域のためなら発信・販売したいというニーズが大きく、協働するモデルは地域側にも、参加者にも求められていたこと、企画〜販促PRまでの一連の体験・経験の価値が高かったことなどが大きな気づきとしてあげられた。