2019年度、村の地方創生施策で新たに計画された単身向けシェアハウス。地域内産業の維持、改善に取り組むための外部協力者や関係人口の創出、および移住者の増加のために、気軽に中長期滞在ができることを目的に建築が行われた建物を、村役場より指定管理を受ける形で2020年5月から運営開始。半年間ですでに4名の新規移住入居者、3名のお試し入居者があった。
WHEREの杉山が2018年12月に移住し、2019年5月から一棟貸しの宿をOPENさせてから、村外の人々が村と繋がる機会がグッと増えた。その繋がりの中で、短期的な関わりだけではなく、中長期的な、いわゆる二拠点目としての根羽村であったり、ビジネスパートナーとしての根羽村を選択肢として考えてくれる人が増え、その中には移住先としての根羽村を考えてくれる人も生まれてきていて、1年目から手応えを感じていた。
そんな時に、村から19年度に新しく誕生する「根羽村トライアルハウス」の運営についてのご相談をもらった。お試し移住、お試し就業を「家具付きシェアハウス」に滞在することでより気軽に実現できる。そんな構想で作られた施設の運営に興味がないか、と。
オープンから半年、すでに4名の移住者が入居。2名はUターン、2名はIターンで、どちらも「自分たちがこの村で暮らすことでより幸せになれるか」ということを長い期間でトライアルできる、ということに価値を感じて利用をしてくださっている。うち3名は地域の民間企業に就業しており、地域産業の雇用解決にも貢献している。
また、それ以外にも4名の方々が利用。繁忙期での観光施設スタッフの滞在場所、新規移住者の住居が見つかり整うまでの一時滞在場所、大学生の地域にまつわる卒業論文の研究を行う拠点として利用がなされ、多様な利用方法が生まれている。