沖縄県名護市で育てられているシークヮーサーのうち、約400トンが廃棄処分になってしまっている状況を打破しようと、地域へ移住したご夫婦が立ち上がり、WHEREでは、スタディツアーの企画・運営を実施しました。
久志地域で昔から育てられているシークヮーサー。
まちの所々でシークヮーサーが育っている景色は、地域の人にとってはごく当たり前の「日常」である一方で、収穫しきれず、毎年約400トンのシークヮーサーがそのままになってしまっている現状もまた、当たり前の「日常」として存在していました。
そんな400トンのシークヮーサーを「もったいない」と思い、なんとかしたい!と立ち上がったのが久志地域へ移住をした江利川夫婦。江利川夫婦に相談を受けたことをきっかけに、WHEREではスタディツアーの企画し、実施までを担当することになりました。
今回は少人数でのスタディツアーを企画し、シークヮーサーの現状や江利川夫妻の想いを伝えた上で、一緒にこの課題に向き合ってくれる仲間を募集。
日本全国から5名の男女が集まり、まちめぐりや民泊体験、農家さんとの交流を通じて、シークヮーサーの活用アイディアを模索しました。具体的に「石鹸」や「絵本」など、10以上のアイディアが生まれたほか、地域の農家さんが積極的に関わってくれるなど、ポジティブな変化が巻き起こりました。