これまで対面か電話で行うことが多かった移住相談。新型コロナウイルスの影響で、対面での対応が難しくなったことを受け、オンラインでの対応を模索したいと相談を受けました。 せっかくオンライン化を進めるのなら、今まで以上に、移住検討者が気軽に問合せができることはもちろん、運営側にも負担がかからない方法を模索。
メインターゲットを「20〜30代で地域資源を活かした事業や起業などチャレンジ精神旺盛な男女」に絞り込んだ事で、ターゲットが最も使用頻度の高い連絡ツールであった「LINE」を活用した移住相談窓口を設けました。
富士山の膝元に、まるで富士山に見守ってもらっているかのように広がる山梨県富士吉田市。都心からも2時間程度で来られる場所にあるからこそ、これまでの移住希望者は、実際に地域に足を運ぶことが多く、直接地域を周りながら移住相談を行なっていました。
新型コロナウイルスをきっかけに、今まで通りのやり方では太刀打ちできなくなる中、「富士吉田市に興味を持ってくれる方との接点づくりを継続させたい」と、地域メンバーから相談を受け、LINE活用をご提案しました。
初めての試みだったので、まずは公式LINEがはじまったことをお知らせするところからスタート。ターゲットとなる人たちが興味を持ちそうな内容を模索しながら、登録キャンペーンや広告なども実施し、公開からわずか1ヶ月で友達登録が300名へ。お問合せは月平均26名にも昇るが、自動返信で対応できる部分と、個別対応が必要な内容を予め棲み分けることによって、業務改善も行なっている。
ほかにも、日常的に富士吉田市の最新情報を流すことで、継続的に富士吉田市に触れてもらう機会を創出しているほか、LINE登録者から質問を受付けるなど、相互コミュニケーションが発生するような仕組みづくりを行なっている。